勢いをつけて行ったり、
痛みがでるほどのストレッチは
逆効果になってしまう!?
ということを書きました。
筋紡錘というセンサーが働いて
筋肉を傷めないようにするために
収縮させてしまうことが理由でした。
腱紡錘(けんぼうすい)
今回はもう1つのセンサー。
「腱紡錘」について。
「ゴルジ腱器官」ともいいます。
この腱紡錘は筋肉と腱の移行部に
存在しているセンサーで、
筋紡錘と同じく筋肉の収縮を
調節しています。
働き
腱紡錘は筋肉が骨とくっつく
腱との移行部に存在している
センサーです。
腱がひっぱられすぎていると
「これ以上伸ばされると危ないよ」
という情報を送って
収縮している筋肉を緩めて
腱が傷ついたり断裂してしまうのを
防ぐような調節をします。
ストレッチに活かす
腱紡錘はそのような性質を
備えているので、
緩めたい筋肉を使うことによって
腱紡錘を上手く刺激できれば
ストレッチに活用できるという
ことになります。
例えば、
ふとももの裏側を柔らかくしたい時は
仰向けで脚が無理なく上がりきる
ところの手前くらいまで上げます。
その上げた脚を床方向に
おろすのをパートナーが止める。
その後、脱力してから
ストレッチをするという感じです。
あまり聞き馴染みのない
方法であるかと思いますが、
こういうストレッチもあります。