やりすぎストレッチは逆効果!? -筋紡錘-

「あー痛い!」
「イテテテ…!」

でもこのくらいやらないとな!
ストレッチをしているときに
そのような感じで勢いをつけて
やっていませんか?


昔の私はそうやっていました。
ストレッチとはそういうものだと
思ってました。


筋紡錘


筋肉には伸縮力がありますが、
無理に伸ばされてしまうと
耐え切れず傷ついてしまいます。

それを防ぐために備わっているのが
筋肉の伸び縮みに関して
影響を与えるセンサーの1つで
筋紡錘(きんぼうすい)といいいます。


働き


筋紡錘は筋肉の中に存在していて、
筋肉の繊維が伸ばされたとき
一緒に伸ばされています。

急激に伸ばされた場合には
伸ばされ過ぎて傷めないために
筋肉を収縮させます。

というより、
筋肉が伸ばされている状況という
情報を中枢に伝えます。

その情報から中枢が
筋肉を傷めないように
収縮させるかどうかを判断します。


ということは…


勢いをつけてのストレッチは
良くないと考えられます。

筋紡錘から送られる情報で

「これ以上伸ばされるのは危険だぞ!」

と判断されてしまった場合は
ストレッチで筋肉を伸ばすどころか
収縮させてしまいます。

意味がないどころか
逆効果ですね(笑


勢いをつけてやると
筋紡錘を刺激してしまうので
ストレッチをする場合は
ゆっくり少しずつ。
痛みが出ないくらいに。


そして、
体勢が崩れた場合などは
急激な負荷がかかってしまう
危険もあります。

無理な体勢はとらないよう
安全に行いましょう!


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